10年間で9000種類以上を味わって見つけたもの。荒木千衣さんに聞く、チョコレートの多彩な魅力
クオッカ店長とみんなの偏愛LIFE

10年間で9000種類以上を味わって見つけたもの。荒木千衣さんに聞く、チョコレートの多彩な魅力

#カルチャー #ライフスタイル #趣味・遊び

こんにちは! OKAMURA Lifestyle Storeのクオッカ店長です。

普段から椅子のことばかり考えていたら、すっかり椅子マニアになってしまったぼく。でも、世界には椅子だけでなく、いろいろな形で好きなものに愛を注ぐマニアがいるみたい……! 


そこでこの連載では、椅子マニアのぼくがワークスペースを飛び出して、あらゆるマニアに「好きなものを愛でる楽しさ」を聞いていきます!


連載3回目にお話を聞いたのは、チョコレートマニアの荒木千衣さん。2016年からブログで毎日レビューを投稿し、2025年時点で食べたチョコレートの数はなんと9000種類以上というから驚きです。


コンビニからパティスリーまで幅広くアンテナを張り、ときには海外までチョコレートを求めて飛び立つ荒木さん。なぜこんなにチョコレートを食べる生活を始めたのか、どういうところが好きなのか、情熱たっぷりのお話を聞きました。

PROFILE

荒木千衣

チョコレートライター/チョコレート探究家

佐賀県出身。出版社のマーケティング部門で働くかたわら、年間1000種のチョコを食べ続け、ブログ「毎日チョコ生活」やSNSでレビューを発信。チョコレートそのものだけでなく、チョコを使ったスイーツやパンなどの関連商品も含めてチェックし、その魅力を伝える取り組み活動をしている。

ブログ「毎日チョコ生活」:https://chie1129.hatenablog.com/


クオッカ店長


クオッカ村出身の、クオッカワラビーの男の子。生粋の椅子マニアでOKAMURA Lifestyle Storeの店長を務めている。ほかのマニアがどんなことに夢中になっているのか、興味津々!

1年に1000個チョコレートを食べる生活を始めたきっかけは?

読者の皆さんこんにちは! 椅子マニアのクオッカ店長です。

今回はチョコレートにちなんで、ホテル「Q-ROOMS. HARAJUKU」の「Bitter Chocolate Room」でお話を聞いちゃいます。
クオッカ店長

スイーツをモチーフにしたアクセサリーブランド「Q-pot.」が運営する「Q-ROOMS. HARAJUKU」。チョコレートをそこかしこに感じられる佇まい!

荒木
すごい! ずっと来てみたかったので感激です! チョコレートマニアでよかった!
あまりの喜びようにぼくもなんだかうれしくなっちゃいます。ではさっそく聞いちゃうんですが、荒木さんがチョコレートマニアになったきっかけはなんだったんでしょう。
クオッカ店長
荒木
(うっとり)
ダメだ。チョコレートに夢中で話が聞こえていないよ〜。
クオッカ店長
荒木
はっ! 失礼しました。

チョコレートマニアになったきっかけは、友人の誕生日会で、何か新しいことにチャレンジしようとしている友人を見て、「私も何か始めてみよう」ということでチョコレートを食べ始めたことですね。
むむむ? それまでチョコレートを食べたことがなかった……?
クオッカ店長
向井
いえ、そんなことはないです! 実は、当時は無趣味なことに悩んでいて。その誕生日会で「何か1年間で1000のことをこなすと見えてくるものがあるのでは」とアドバイスをもらったんです。私は元々チョコレートが好きだったので「じゃあ1年間で1000種類食べよう」と決意しました。
チョコレートが好きすぎてマニアになったわけではなかったんですね。そんな偏愛の入口もあるんだな〜。
クオッカ店長
荒木
それに、チョコレートは国内外問わずいろんなところで手に入りますし、賞味期限も長く持ち運びも簡単です。1年=365日で1000種類となると、1日平均3つを食べるとクリアできるので現実的だな、と。
すごい、逆算してる……! それで、1年間に1000種類は達成できたんですか?
クオッカ店長
荒木
はい、達成できました。現在も年間1000種類食べる挑戦は続けていて、今年で10年目、9000種類を超えました。

これまでにチョコレートにかけたお金はすでに数百万円にのぼり、チョコレート用の銀行口座まで作っているそう!

すごい……僕も9000脚の椅子に座る武者修行に出ようかな。

それにしても、チョコレートって9000種類食べても全種類制覇はできないんですね……!
クオッカ店長
荒木
私も食べ始めるまで、こんなに種類があるとは知りませんでした。2年くらいで終わると思っていたのですが、食べているうちにどんどん新商品が出てまったく追いつかなくて。みんなチョコレートが大好きなんだと驚きました。何か人を惹きつける魔法があるんだと思います。
確かに冬でも夏でも新商品がたくさん出ていますよね。1年間に1000種類食べてみてどうでしたか?
クオッカ店長
荒木
よりいっそうチョコレートが好きになりましたね。街中のいろんなチョコレート製品に目が行くようになりましたし、チョコレートのさらなる魅力に気づくことができました。
ズバリ、その魅力を教えてください!
クオッカ店長
荒木
チョコレートは食べるたびに違う味わいが発見できるんですね。甘いだけじゃなく、酸味や渋みといった異なる風味を感じたり、製法や使う素材によっても味わいが変わったりします。

毎日チョコレートを食べる生活を続ける前は、チョコレートはミルクとホワイトとダークくらいの種類があって、あとは香りや濃さの違いくらいかなと思ってたんです。でも、実際に食べ始めてみるともっともっと奥深い世界でした。スパイスなど個性の強い素材と合わせてもお互いの魅力を引き立てますし、いろいろな表情を持っている点がすごいところだなと思います。
ぼくもチョコレートは好きだけど、あんまり深く考えたことなかったな。
クオッカ店長
荒木
私はお笑いが好きなんですが、いい漫才とチョコレートって似てるなと思ってて。たとえばミルクボーイさんの漫才は型が決まってますが、同じネタでも「この間いいな」「このフレーズ響くな」と何度見ても新鮮な驚きがあります。

チョコレートもそれと同じで、その日の気分やタイミングで「今日は酸味を感じる」とか「いつもよりおいしい」とか新しい気付きを得られるんです。そうやってチョコレートと向き合うことでより自分のことを知ることができて、食べるたびにわくわくします。
なんだかチョコレートが食べたくなってきました……!
クオッカ店長

誰かに教えたくなるチョコレートたち

荒木さんが最近食べた中でお気に入りのチョコレートを教えてください!
クオッカ店長
荒木
最初に紹介するのはこちらです!

スーパーなどで売っているチルド製品の「生チョコパイ」(ロッテ)

チョコパイ!!!!!
クオッカ店長
荒木
私、ロッテのチョコパイが昔から大好きなんです。何度食べてもたまらなく幸せな気持ちになるんですが、この「生チョコパイ」は、たっぷり入った生クリームがめちゃくちゃめちゃくちゃおいしくて。

チョコパイ欲を満たしつつスイーツ欲も満たせますし、何より普通のチョコパイがもう十分おいしいのに、こうして新商品を出してくれるロッテさんには本当に感謝しかないです。
荒木さん……。
クオッカ店長
荒木
店長、どうしたの?
ぼく、1粒何万円もするチョコレートを紹介されるのかなってドキドキしてたんです。

でも、チョコパイを出されて荒木さんに親近感がわきました。オカムラのチェアに腰掛けて語り合いたいくらいです。
クオッカ店長
荒木
ありがとうございます(笑)。もちろん、ハイブランドの高級チョコレートも素晴らしいですし、身近なチョコレート製品も好きなんですよね。

2つ目に紹介するのはこちらです。

「不揃い しみこみチョコ 温州みかん」(無印良品)

荒木
無印良品が発売した「不揃い しみこみチョコ 温州みかん」です。これがほんとにおいしくて。フリーズドライにした温州みかんにホワイトチョコを染み込ませていて、チョコの風味とみかんの酸味が絶妙にマッチします。最近ハマってリピートしている商品です。
無印良品ってこんなお菓子も出していたんですね。みかんとチョコかあ……!
クオッカ店長
荒木
クオッカ店長も一口どうぞ!
わ! 甘酸っぱくてサクサクでおいしい!
クオッカ店長
荒木
3つ目は「クルミっ子」で知られる老舗お菓子メーカー・鎌倉紅谷さんの「CHOCCO」です。「第4のチョコレート」と呼ばれている“ルビーチョコレート”と“ブロンドチョコレ―ト”を使用したクッキーで、すっごくおいしいんです。

「CHOCCO」(鎌倉紅谷)

荒木
「ゆずベリー&ルビーチョコレート」はベリーの風味を感じ、ゆずがふわっと香ります。「ココア&ブロンドチョコレート」はキャラメルのようなコクがありつつ、酸味がアクセントになっています。パッケージもかわいいので贈答用にもおすすめですよ。
「クルミっ子」を出している老舗お菓子メーカーのチョコ、気になる……!
クオッカ店長
荒木
そして最後に紹介するのは、代々木八幡の人気パン屋「365日」のクロッカンショコラです。私はチョコレートを使ったパンが大好きで、旅行に出かけたら必ず現地のパン屋を訪れるくらいなんですけど、その中でもこのパンにはとびきり感動しちゃいました。こちらです!

クロッカンショコラ(365日/代々木八幡)

こんなチョコレートのパン初めて見ました!
クオッカ店長
荒木
めちゃくちゃかわいくないですか? ショコラガナッシュの上にサクサクの粒チョコレートが乗せられていて、食感のアクセントにもなって非常に完成度が高いです。チョコレートとパンの組み合わせは鉄板ですが、こんな魅せ方があるんだと感動しました。プレゼントにしてもインパクト抜群だと思います。
お菓子だけじゃなくてパンまでカバーしているとは。一口にチョコレートと言ってもここまで個性豊かなんですね。
クオッカ店長
荒木
紹介しきれなかったものもまだたくさんあります。チョコレートの良さを引き出した独創的な商品を見るとうれしくなっちゃいますね。

荒木さんおすすめの「キャラメル」(ジャン=ポール・エヴァン)。チョコレートが練り込まれていてとっても濃厚!

お気に入りのチョコレートを見つける秘訣は?

荒木さんはたくさんのチョコレートを食べていますよね。お気に入りのチョコレートを見つける秘訣はありますか?
クオッカ店長
荒木
まずは自分がどんなタイプのチョコレートが好きなのかを知ることですかね。私はミルクチョコレートがすごく好きなんです。同じフレーバーでも牛乳の産地によって味がすっきりしていたり、とろっと濃厚だったり、細かな差異を探すのがまるで冒険みたいで楽しいんですよね。

そうしていろいろ食べてみると、自分の“好きの軸”が見つかるはずです。「このメーカーが好きかも」「この人の作るチョコレートが好きかも」と自分の好みが明確になっていくので、そうして追いかけていけばお気に入りのものが見つかるはずです。

荒木さんがチョコレートに合わせて楽しむ飲み物はなんと“水”! チョコレートの味が一番よくわかるのだそう

確かに自分の好みがわかると「これ絶対好きじゃん!」みたいな感じで新商品にも手を出しやすくなりますよね。
クオッカ店長
荒木
そうなんです。苦い風味が苦手な人が、世間で評判がいいビターチョコレートを食べても深くは刺さらないはず。まず自分の“好き”のフィールドを広げたうえでいろんなチョコレートを食べてみるのがいいと思います。
いろんなものを試して、好みを探ってみる……椅子選びといっしょかもしれません!
クオッカ店長
荒木
そうかもしれませんね! それから、ビター、ミルク、ホワイトなどさまざまなチョコを食べ比べる場合は、甘い物から食べていったほうが味の違いがわかりやすくなるのでおすすめですよ。
食べ比べをするときに意識してみよう!

荒木さんがチョコと向き合い続けることで知った豆知識はありますか?
クオッカ店長
荒木
季節によって違ったフレーバーが出ているのはひとつの特徴ですね。夏は溶けにくさが重視されるものや、熱中症に備えて塩分が強めのものが多く出ている傾向です。冬はとりわけ濃厚なものが多く発売されていて、夏だったら気温で溶けちゃうようなチャレンジングな商品が出てくるのはこの季節ならではだと思います。
コンビニのアイスやお菓子の棚を見ても、冬はチョコの濃さをうたった商品を多く見かけますね。
クオッカ店長
荒木
濃厚好きにはたまらない季節ですね。あとは地域によっても風味が変わってきます。牛乳やフルーツなどご当地の食材を使っているチョコレートはその地方でしか食べられない唯一無二のお味です。地方に出かけたときはご当地食材を使ったチョコレートを探すのも楽しいですよ。
チョコレートの楽しみ方は無限大ですね!
クオッカ店長
荒木
地域や季節ごとの限定商品もたくさん出ていますしね。うれしい反面、作り手の方々には「無理しないで休んで!」という複雑な思いもあります。カカオの価格も上がっていますし、チョコレートづくりは重労働です。身体を壊さない範囲でおいしいチョコレートを作っていただければと思います。

チョコレートの魅力をもっとたくさんの人とシェアしていく

チョコレートのいろんな楽しみ方を教えてもらいました! 身近なチョコレートがこんなに奥深いものだったとは!
クオッカ店長
荒木
楽しんでもらえてよかったです! 私は、チョコレートのおいしさを誰かと分かち合うのが大好きで。紹介したチョコレートで誰かが喜んでくれると何よりうれしいですね。勤めている会社でもよくお菓子をシェアしています。
ひとり占めするより誰かと食べたほうがおいしいですからね。
クオッカ店長
荒木
自分が楽しむためにチョコレートを食べる生活を始めたんですけど、食べているうちにショコラティエの方やメーカーの広報さんなど、いろんな人と知り合えましたし、こうしてチョコレートの魅力をシェアできる場に立ち会えて本当にありがたいなと思います。
ありがとうございます! では最後に、荒木さんが今後挑戦したいことを教えてください!
クオッカ店長
荒木
チョコレートに関する旅の企画をしてみたいですね。現地のお店や農園を見学したり、集まったりして「この楽しさをみんなで共有したい!」 という気持ちが強いです。おいしいものを食べたらみんなハッピーになりますし、その場の全員と友達になれる気がします。それから、もっともっとチョコレートの魅力を伝えて、作り手のみなさんの力になりたいですね。なにより、私が大好きなチョコレートを長く食べ続けたいですから……!

あと、1年に1000個チョコレートを食べる生活が10年目に突入し、今年で1万個の年になります。記念すべき1万個目は何を食べようかと今から頭を悩ませています。
ぼくもみんなと椅子の魅力を分かち合いたい! 荒木さん、今度会ったときは1万個目に何を食べたか教えてくださいね!
クオッカ店長
クオッカ店長はここが気になる!

ワークスペースは、お部屋の窓辺に設けているという荒木さん。朝、太陽の光を浴びながら、チョコレートを食べたり撮影をしたり、仕事をしたりしているんだって! デスクはコンパクトなサイズで、必要なものしか置かないのもこだわりとか。チョコレートを味わうのに集中できそうだね〜!

CREDIT

取材・執筆=神田匠 写真=渡邉茂樹 イラスト:キタハラケンタ 撮影協力=Q-ROOMS. HARAJUKU 編集=モリヤワオン(ノオト)

ブランド名

商品名が入ります商品名が入ります

★★★★☆

¥0,000

PROFILE

山田 太郎

CO-FOUNDER & CTO

親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談に、いくら威張っても、そこから飛び降りる事は出来まい。弱虫やーい。と囃したからである。

山田 太郎

CO-FOUNDER & CTO

親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談に、いくら威張っても、そこから飛び降りる事は出来まい。弱虫やーい。と囃したからである。

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